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かわかもがわ

再び始まる日々の備忘録

2013年を生きる209系青帯車の話

かつて最盛期は試作車である900番台・拡幅車体の500番台を含め総勢83編成830両が在籍していた浦和電車区209系ですが、E233系の投入による置き換えと房総地区への転用改造によってさっさと淘汰されてしまい、2013年3月初頭の秋田総合車両センター最終出場にともなって編成単位での"青い”209系は姿を消してしまいました。

 

が、まだ2両だけですが本線上で活躍した青帯の209系が残っているのです。ということで今回は"2013年を生きる青帯209系"の話。

 

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今を生きる青帯209系のうち、1つは東京総合車両センターで保存されているクハ209-901(もとクハ901-1)で、現在でも夏のイベントの際に間近で公開されている試作車。この車両は号車番号が205系のような札式になっているなどよき試作車の面影を残す存在で、ぜひ車内もミテミタイナーとは思うのですが、厳しいだろうなぁと。

 

で、今回の本題はもう1両の方で、そちらは大宮総合車両センターで留置されているクハ209-7。

 

他の改造車に紛れて大宮総合車両センターに入場してからというもののずっと工場内で放置されっぱなしで気が付いたら房総向けの改造も終わって量産車では唯一の青帯209系の生き残りになってしまっていたというなんとも微妙な経歴を持つ車両です。今まで見に行ったことがなかったので、ちょっとこないだ観察にいってきました。

 

大宮駅より鉄博まで歩いていくときの要領で徒歩15分くらい、車窓から見える車両の地点まで向かうときっちり留置されていました。

 

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こちら側の側面はこの程度の観察が限界で、あまり見ることはできなかったのですが、きちんと京浜東北線時代の面影を残しています。

 

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回りこんで逆側。写真の通りやや傾いた状態で留置されており、2番ドア・3番ドアには謎の機械が。黄色い機械の影響かドアが半閉まり(?)状態ですがそれでも一応は青帯の209系。

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アングル違いでもう1つ。各窓に「訓」「練」「車」の3文字の貼り紙がされていて現在は訓練車として使われていることがわかります。いっときは部品供給用として放置されるみたいな噂話もあったみたいですがきちんと有効活用されている模様。

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青帯にもおそらく国鉄フォントと思われる書体で訓練車の文字が。このタイプの訓練車はここだけ。
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前面。現役当時を彷彿とさせる宮ウラの表記が残っています。編成札もそのまま。前面にはヘッドマークっぽいものがついていましたが何も書いてません...

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前面拡大。前面ガラスには「脱線復旧訓練車」とかかれた同車両の紹介ポスターが貼られていました。ここでこやつの正体がやっと判明したわけです。訓練に使用するのか前面ガラスにはほかにも「海側」「山側」の文字が入っています。何気に6ドアマークのシールの色が濃いのでもしかすると最近貼り換えられたのかも。ポスターにはこの車両を前面から撮った写真と使用目的の説明が書いてあります。

 

というわけでもう片割れの青帯209系は脱線復旧訓練車として大宮総合車両センターで余生を送っているようです。こうして昔の姿を保ったまま訓練車として残るのを見ると大昔に浦和電車区で運用終了後も暫く残り続けたスカイブルーの103系の訓練車を彷彿とさせ懐かしい気分になります。

 

以下おまけ

 

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同じ日の大宮ではD51-498が検査のため留置中。ずいぶんと綺麗になってました。

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よこには燃料電池試験車。